梛神社(元祇園社) 祇園祭の起源はどっち?!

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梛神社(元祇園社)

四条通坊城南西角にあります。

目の前がバス停です。

主祭神は、

素戔嗚尊( すさのおのみこと )

宇賀御魂命( うがのみたまのかみ )

伊弉冉命( いざなみのみこと )

誉田別尊( ほむたわけのみこと )

も祀られています。

どっちが祇園祭の起源?

梛神社(元祇園社)2 / 京都 ブログ ガイド

平成30年(2018)の

祇園祭の山鉾巡航は、前祭・後祭共に

異常な暑さの中で行われましたが、

無事終了しました。

ところで、

梛(なぎ)神社創建は平安時代の869年

祇園祭の起源 と同じです。

京都に疫病が広がり

たくさんの犠牲者が出たことで、

疫病の神である牛頭天王を祀り、

疫病を鎮めいてもらおうとして

始まったのが祇園祭の起原

といわれています。

しかし

元祇園梛神社に伝わる

祇園祭の起源は違います。

この神社に祀られていた牛頭天王を

祇園社( 八坂神社 )へ分霊するときに、

お囃子などで賑やかに送ったことが

祇園祭の起源としています。

このときの行列が

山鉾に姿を変えていった

ということらしいのです。

本当は、どちらなんでしょうか?

明治維新のころは、

田んぼの中の小さな祠でしたが、

明治七年( 1874 )と

昭和四年( 1929 )

の復興を経て現在に至ります。

御供石

梛神社(元祇園社)4 / 京都 ブログ ガイド

祇園祭の山鉾巡航の時に、

この石上にお供え物を置いたそうです。

もとは下京区御供石町

(万寿寺通烏丸西入ル)にありましたが

昭和七年に梛神社境内に移されました。

素戔嗚尊と牛頭天王

江戸時代の末までは

神仏習合( しんぶつしゅうごう )といい

日本独自の神をうやまう神道と

仏教がいっしょになっていました。

その1例が、 祇園社 ( 祇園感神院 )

今の「 八坂神社 」です。

牛頭天王は仏教の神様で 、

仏教を開いた御釈迦様がインドで説法を

行った場所「 祇園精舎 」の守護神です。

また、

悪疫を防ぐ神様として知られています。

日本の八百万の神々は、

仏教の神様が仮の姿として

日本に現れたとする考えから、

牛頭天王の化身が、

素戔嗚尊といわれています。

隼神社

梛神社(元祇園社)3 / 京都 ブログ ガイド

梛神社の境内にある神社。

建甕槌神( たけみかづちのかみ )

経津主神( ふつぬしのかみ )

を祀っています。

大正七年( 1918 )に、

蛸薬師坊城から梛神社境内に

移されました。

梛神社と共に

厄除け、疫病払いに

ご利益があります。

所在地 : 京都府 京都市 中京区 壬生梛ノ宮町18−2

電話 : 075 - 841 - 4069

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Source: 京都 ブログ ガイド

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