月夜に釜を抜かれる

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180716月夜釜合戦
以前、見逃して気になっていた「月夜釜合戦」が、出町座にかかったので観に行った。飛田を仕切る暴力団・釜足組の親分が病気で引退することになり、跡を継ぐのを嫌がっていた息子が帰ってきた。が、固めの杯に使う杯(と言うてるが、ご飯を炊くお釜)が盗まれ、それを組員総出で探し回る。ここに釜をゲットして一攫千金を狙うあいりん地区の住民や地上げ屋、スリやら娼婦がからみ、ドタバタドタバタ…。単純明快な喜劇の中に、あいりん地区のこんにち、表向きだけきれいにして、日雇い労働者やホームレスを排除しようとしている現状が浮かび上がる。というような問題定義があるけれど、飛田の百番(さすがに姫の居るお茶屋は写らんかった)とか、ボロンボロンのアパートとか、きゅううっとなるロケ地が良い。登場人物も、ほんまに現地の住民か、役者さんかようわからん混沌ぶり。中でとびきりの個性を放つ元やくざの神父さん、「うーむ只者ではないな」と思たら、デカルコ・マリィさんやった。
デジタルを見慣れた目に16mmフィルムのザラッとした画質がかえって新鮮で、そのざらつきが釜ヶ崎という場所にはまってた。ニオイまで伝わってきそうな面白い(と言いきってしもたらあかんテーマではあるが、そこを娯楽に落とし込んだ監督の手腕がええと思う)映画やった。映画自体には満足したけど、その後のトークショウは・・・別の監督の個人的な興味と自分語りがくどく、もっと本作の監督に作品への思いや意図など言いたいことを語らせろ!と思うてしもた。おまけのトークショウが無ければ、もっと良い印象で映画館を出られたのにな。

180716犬が島顔出し
ところで、出町座へ行ったのは初めてやけど、小粋な良い映画館やった。みなみ会館なき後、がんばってほしい。表に出ると、今かかっている「犬ヶ島」の顔出しパネルがあった。うわーこれハマりたいよぉ、あのふさふさキュンキュンわんこたちに囲まれたいよぉ。一人やったし、撮ってもらえなくて残念!

Source: 京都・町家ぐらし

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