大徳寺本坊・唐門・法堂龍 初秋の特別公開

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大徳寺本坊 初秋の特別公開

行事名:大徳寺本坊・唐門・法堂龍 初秋の特別公開
日程:9月16日(土)~10月15日(日)9:30~16:00(受付終了)
場所:大徳寺

見所:京都市内の北部にある大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山です。
1325年の創建で宗峰妙超により開基されましたが、応仁の乱の際に大徳寺の建物は
消失してしまいました。

しかし、千利休こと一休宗純が、豪商の協力を得て立て直した歴史があると
伝えられています。
豊臣秀吉など諸大名たちが多くの寄付を行い、江戸時代初期頃には現在の形になりました。

公開される本坊の方丈は国宝であり、方丈庭園は江戸時代初期を代表するものです。
日本に36件ある特別名勝の一つでもあります。

百積の庭

「百積の庭」「百石の庭」とも称され、中央に石橋があり、東西の直線上に呼び名の
とおり多くの石がゴロゴロと据えられています。

人々が心惹かれるのは、じつはこの庭、狩野永徳が下絵を描き、千利休が
作庭したをいう伝承。

永徳による本堂襖絵「花鳥図」の東面と呼応するように庭の西側に石組みが
配置されており、「花鳥図」の雪解け水が庭に流れ込むというストーリーを
思い描く人もいます。

西側の手前にある沙羅の木は利休手植え(現在は三代目)とも伝わり、さらに
想像が膨らみます。

方丈内の襖絵八十余面はすべて狩野探幽筆で見ごたえがあります。
日光東照宮の日暮門の模型となった国宝の唐門、狩野探幽が法堂天井に描いた龍図も
特別公開され、法堂内部にも一部入ることができます。

この機会にぜひ、京都の初秋らしい観光をお楽しみください。

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