日帰りでの高野山は
目的を絞ってめぐりたいもの。
京都からは電車で片道3時間かかりますからね…ハァハァ。
高野山は、山全体がひとつのお寺であるため
「一山境内地」と呼ばれています。
……という事前知識があったので
てっきり鞍馬山とか貴船みたいに
山の中に建築物とか土産屋さんが
ぽつぽつ並んでる
と、思っていたのですが。
小学校も消防署も商店もある
小さな町でしたよ。
まず訪れたのは、金剛峰寺。
高野山りんかんバス「千手院橋」で下車します。
▲正門
文禄2(1593)年に再建。
金剛峰寺の建物の中で
一番古いのだそう。
昔は、この門をくぐることができるのは
天皇、皇族、高野山の重職だけでした。
右側にある小さなくぐり戸は
一般僧侶用。
▲主殿
まず訪れたのは、金剛峰寺。
高野山りんかんバス「千手院橋」で下車します。
金剛峰寺は総坪数が48,295坪!
とはいえ
靴を脱いで主殿(つまりは屋内)を歩くのが主になります。
▲蟠龍庭(ばんりゅうてい)
国内最大級の石庭。
雲海の中で一対の龍が向かい合い、
奥殿を守っているように表現しているのだそう。
石の見立てって難しいですね。
主殿には
重要な儀式、法要が執り行われる大広間など
広い広間がいくつもあります。
狩野派の襖絵はかなり見ごたえがありました!
総本山金剛峰寺 新別殿
お接待方式変更のお知らせ
これまではスタッフがお茶を手渡ししていましたが
平成30年4月1日より
給茶機器を自分で使える、セルフサービスに変更します
という内容。
お茶のお接待。
というと、京都の寺院なら
別料金のとこがほとんどなのですが
無料の接待でした。
おせんべいもついてた。
休憩所として使われている新別殿(しんべつでん)。
91畳+78畳、というものすごく広い部屋の片隅で
突如接待を受けるわたしたち(写真は両親です)。
入り口を入って
そんなに歩いてないし
休憩の必要はなかったのですが
流れで休憩。
▲格天井(ごうてんじょう)
▲台所
江戸期以降、僧侶の食事をまかなってきた台所。
柱も梁もススで真っ黒。
ネズミの侵入を防ぐ、天井からつるされた食物保存棚もありました。
写真の奥には、どでかい釜が3つ並んでいます。
1つの釜で約7斗(98キログラム)
つまりは
3つで一度に2000人分のご飯が炊けるんですって!
昭和50年代までは、年末のお餅つきに使われていたそう。
台所を開放している観光寺院は珍しいですよね。
すごく興味深かった!
もっとぐるぐる見たいところですが
バスの時刻を気にしつつ巡ります。
次は、奥の院へ。
●高野山金剛峰寺
和歌山県伊都郡高野山132
0736-56-2011
8:30〜17:00(最終受付16:30)
無休
拝観料:一般500円、小学生200円、未就学児無料
※各電鉄が発行する1dayチケットがあれば一般400円に。
高野山りんかんバス「千手院橋」下車すぐ
高野山
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Source: 京都発!しましま畑でつかまえて♪