日本酒が好きに?恋のしずく

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181030恋のしずく
映画「恋のしずく」。と、タイトルだけ聞いたら私が観るわけないようなイメージやけど、酒どころ西条を舞台にした日本酒の映画。ま、恋愛もからむんやけどね。このタイトルの「恋」というのは、日本酒にも恋したというところやろう。
農大に通うワイン大好き・日本酒嫌いの学生が、フランスへ留学するための単位取得のための実習に出掛ける。本人はもちろんワインの醸造所を希望するが、教授がいい加減で、行き先をあみだくじで決めてしまう。そして彼女は・・・大嫌いな日本酒の蔵元に当たる。イヤイヤ出掛けた先では、跡継ぎ問題が発生していたりでなんやかんや。ま、いろいろあって酒造りに触れるうち、日本酒の奥深さ、神聖さを理解して、日本酒そのものも好きになってゆくというお話。
酒造りの工程も織り込まれ、これが勉強になる。しかし、いきなり「平行複発酵」とかいうセリフが出たりして、ある程度わかってないと面白くないシーンもあったが。
それと、重要なシーンなんやけど、お酒は勝負のためにガブガブ飲んだらあかん。ああいう飲み方は御法度である。蔵元がぐいっと一気飲みするのもあかんよ。味わって、料理と一緒にゆっくり飲んでね。さらに、ラストシーンがもやもやしてしまうのだが、これは「どうなるか自分で考えてね」というお楽しみなんやろか…。まぁそういう難点はあるにせよ、地味やけど、けっこう良い映画やった。それは西条(蔵元の撮影は東広島)の美しい風景に負うところが大きい。細い道に白壁の蔵が建ち並び、伏見よりキュッと詰まった感じがええ。高台から見下ろす街並みも情緒豊かである。
蔵元のご主人は、大杉漣さん。これが遺作となったとのことで、画面に登場しはるだけでキュンとなる。しかし、劇中でもあっけなく心臓病で彼岸に旅立たれるのだ。むごい。おそらくこの映画を撮っていた人は誰一人として、本当に起こってしまうことを予測しなかったやろうけど。ぴたりとはまった役柄だけに、無念やったなぁ。
西条に4万人が訪れるという酒祭り、一度行ってみたい。先の水害で被災した蔵もあり、いまは復興に努力しておられるところなので、その応援のためにも観てほしいな。

Source: 京都・町家ぐらし

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