二条城さんぽ〜神泉苑(しんせんえん)プチ知識♪

二条城エリアでの

隠れた(!?)観光スポット、神泉苑(しんせんえん)。

二条城からは徒歩約10分、

地下鉄東西線 二条城前駅から徒歩約5分、

JR二条駅からは徒歩約10分。

そもそもは

平安京造営とともにつくられた禁苑、

つまりは

天皇のプライベートな庭園。

※現在は、東寺真言宗の寺院

平安時代、

干ばつになると

ここで

雨乞いの祈祷が行われていました。

有名なのは、

東寺(とうじ)の弘法大師・空海と

西寺(さいじ)の守敏(しゅびん)の

雨乞い対決。

2人は雨乞いの儀式を繰り広げました。

結局、弘法大師・空海が

神泉苑にある池で

善女龍王という龍神を呼び寄せ

大雨をもたらした

という「雨乞い伝説」があります。

今の神泉苑は

そこらへんで

アヒルが遊ぶ

のどかな雰囲気。

鷺(サギ)もいた。

平安京遷都のさい

遷都をすすめた桓武天皇がこだわったのが「水」でした。

京都の盆地は

かつて湖でした。

その後に湿地となり、

水が干上がったのが

平安京、つまりは京都の中心地です。

水が乾ききらなかった部分を残し

池としたのが

神泉苑です。

平安時代、

大池では天皇や公家が

舟を浮かべて宴を楽しんでいたそうです。

当時の神泉苑はかなーり広く

北は二条大路、南は三条大路、西は壬生大路、東は大宮大路。

池のある森、でもありまして

桓武天皇は

猟犬を使って狩猟を楽しんでいました。

神泉苑は、

平安時代の終わりから手入れがいき届かず荒れはじめます。

室町時代には

中島が場所は森に

南山があった場所は田んぼに。

近所の人が

不浄物を不法投棄していたそう。

江戸時代初期は

徳川家康が二条城を築城するときに大半が削られ

土地の一部が二条城に組み込まれました。

現存するのは

築造当時の15分の1の広さです。

▲ライター友人の江角悠子さん

朱塗りの

法成橋を渡るときは

1つだけ心に願いを念じながら。

そして

中島にある

善女龍王社へお参りすると

願いが叶うといわれています。

法成橋は

源義経と静御前がはじめて出会った場所。

ということで

恋愛の御利益もあるようです。

私たちライター女子3人は

何の気なしに

ふらりと

訪れたのですが

そんな

ちょこっと散策としても

気持ちがいい寺院です。

●神泉苑

京都市中京区御池通神泉苑町東入ル門前町166

075-821-1466

9:00〜20:00

境内参拝自由

公式HP→

▼ナガオ執筆。

神泉苑を含む平安時代さんぽのページを書きました。

歴史さんぽのおともにどうぞ♪

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Source: 京都発!しましま畑でつかまえて♪

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