初夏の風物詩 智積院 青葉まつり


智積院では6月15日に青葉まつりが行われます。
名勝庭園で有名な智積院は京都市東山区にあります。
三十三間堂も近く日々 多くの観光客が訪れています。

この青葉まつりとは、弘法大師と智積院の中興の祖興教大師覚鍐の誕生を
お祝いするものです。
弘法大師は6月15日、興教大師は6月17日が誕生日です。

智積院では、当日は第71世小峰一允猊下に依り、まつりが進められます。

1.お練り行列
本坊から金堂まで、猊下をはじめとする僧侶や山伏、巫女姿の女性達が練り歩きます。
猊下は輿に乗られ、傘を差されて行列に参加されます。

2.金堂にて両大師誕生慶祝法要

3.柴燈大護摩供法要
金堂前で高く積まれた青葉に火を点け、護摩法要をします。
青葉がどんどん燃えるに従って火の勢いも煙も境内に満ちていく壮大な護摩法要です。
山伏達が護摩木を青葉の中に入れ、護摩供を行っていきます。
最後は供養としてお餅が配られます。

この紫燈大護摩供法要では、祈祷も受け付けています。

この日は同時に智積院が収蔵している長谷川等伯一門の筆になる安土桃山時代の国宝障壁画「楓図」と「桜図」、講堂の襖絵、大書院の名勝庭園を無料で拝観することが出来るのも貴重な体験となるでしょう。

更に当日は境内の5つのお堂で朱印を頂く「お堂巡り」も催されます。
5つ総ての朱印を授かると「身代わり札」が授けられます。
朱印には、弘法大師、大日如来、不動明王、阿弥陀如来、興教大師と有難い仏様や
大師様が書かれています。

智積院は京都駅よりバスで10分の「東山七條」で下車します。
市バスは206系統、207系統、208系統です。
又、京都七條駅より徒歩で約10分です。

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