生き物への感謝の意 祇園放生会

日々,食している生き物への感謝の意を込めて祇園放生会(ぎおんほうじょうえ)が
行われます。

「放生会」とは、捕獲した魚、鳥獣を野に放して殺生を諫める宗教上の儀式です。

辰巳大明神で6月4日に行われる放生会は、生き物に感謝を込め
舞妓さん達が金魚を神社の前にある巽橋から白川に放流する祭事です。

辰巳大明神は祇園にある神社なので、舞妓さんの参拝が多く
いつしか芸事の神様として信仰されるようになりました。

当日は尺八の演奏、住職に依る法話がから始まります。

その後、比叡山の大阿闍梨ら僧侶が読経する中、舞妓さん達が木桶に入った2,000匹の金魚を巽橋から白川に放ちますが、その様はなかなかあでやかで見ごたえがあります。
又、小さな生き物まで、総ての生き物への感謝の気持ちを新たにする事が出来ます。

舞妓さん達の放流の後、一般の人達も金魚の放流が出来ます。生き物への感謝の気持ちと供養の為に、是非参加してみては如何でしょうか。

この日は香煎茶が無料で提供されます。

辰巳大明神へは、京都駅からバス100系統、110系統、206系統で「祇園」で下車し
そこから徒歩3分です。
電車の場合は京阪電鉄本線祇園四条駅から徒歩5分です。

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