京の雛祭り

京都では各寺院、雛祭りに纏わる伝統行事が行われます。
この時期、京都を観光される方は、ちょっと穴場な伝統行事に参加されるのも
よろしいかと思います。


●行事名:三十三間堂 春桃会
●場所:三十三間堂[蓮華王院]
●日時:2017年3月3日(金)9:00~15:30
●料金:無料

「三十三間堂」の名前が、3が二つつくということで、3月3日、桃の節句に
法会が行われます。

無病息災を祈願していただけるこの春桃会では、瀬戸内寂聴による説法や
華道家池坊による献花式などが行われます。

千体観音像を特設の高壇も見ることができます。
春桃会限定の女性専用「桃のお守り」も見逃せません。


●行事名:流し雛
●場所:下鴨神社[賀茂御祖神社]
●日時:2017年3月3日(金)11:00~
●料金:無料

流し雛は雛祭りの元祖とも言われる行事で、雛流しとも言われています。

もともとは雛人形は流すことで祓いの意味がありましたが、現在では
きらびやかな衣装をまとわせて、ひな壇に飾る形となりました。

流す雛は桟俵(さんだわら)に色紙などを使って作られた男女の雛となっています。

様々な神社でも流し雛というものが行われていますが
下鴨神社は平安時代から続く行事で、桟俵に子供の健やかな成長を願い
御手洗川に流すと厄が祓われると言われています。

お雛様やお内裏さまとの記念撮影もでき、甘酒の接待もあります。


●行事名:ひいなまつり
●場所:市比賣神社・ひと・まち交流館京都
●日時:2017年3月3日(金)13:00~
※定員250名
※予約不要
●料金:2,000円(お守り、ひな茶接待付)

いちひめさんと地元で親しまれている市比賣神社(いちひめじんじゃ)。
縁結び、子授け、女人厄除けなど、女人守護の神社として有名です。

ここではあまり見ることができない、「ひと雛」を見ることができます。
「ひと雛」は毎年選ばれる神社関係者が束帯十二単姿で男雛・女雛に扮します。
五人囃子が雅楽を奏でるなか、三人官女が桃の花をかざして舞を披露する優美なお祭りです。

境内には「天の真名井」という井戸があって、京都の名水としても知られています。

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