京都はよく広告でも打ち出されるように春夏秋冬まさに日本といった感じの
印象を受ける方も多いかもしれませんが、ザ・観光というものではなく
気軽に京都をぶらりと楽しむこともできます。
京都は盆地であり、冬はとにかく「底冷え」という言葉があるように
底から冷えが上りあがり常に冷気に当たっているような寒さです。
寒さに弱い方の京都冬の観光には京都府立植物園が人気があります。
温室なので、ぽかぽかあったかで冬場の穴場観光スポットです。
植物園にわざわざ観光?と思うかもしれませんが、この植物園は
他所からの観光客に大変喜ばれる場所です。
日本で初めての公立植物園で、その歴史は90年を超えます。
入園料と温室観覧を合わせても400円で見て回れるのでリーズナブルです。
チケットにスタンプを押してもらえば、再入場もできます。
園内はかなり広く、四季折々の花が見れひと昔前はデートスポットとして
常連だったようですが、今では友達同士や家族連れ、またおひとりで
来る方も大変多いようです。
東京などの都心と違って、周りの建物が高くないので圧迫感を
感じることもなく、非常にゆったりとしたなか植物観覧ができます。
なかなかこういう機会を作ることもないと思いますので、ぜひプランに
入れてみては?ゆっくり見ると3時間はかかりますので
開園の9時に合わせて行き、お昼に出るとちょうどいいと思います。
この京都府立植物園内には、半木の道(なからぎのみち)なるものがあります。
春は鴨川沿いに咲くソメイヨシノが大変美しいことで有名です。
その後、ルートは様々ですが、植物園よりそのまま北山方面に出ますと
こじゃれたカフェなどが点在しており、男女関係なくゆったりとした
空間で食事やお茶を楽しめるお店もあります。
今回、おすすめしたいのは、今井食堂さんです。
半木の道から上賀茂神社方面に進んでいただければ、すぐ近くにある食堂ですが
ここは昔からサバの煮つけにかなり特徴があり今やメディアでも紹介され
観光客にも人気です。
骨までほろほろに煮込まれたとろけるサバのお昼の定食がおすすめです。
ぜひ一度ご賞味ください。行列になるときもあるようなので
植物園をある程度見たらお昼前には すぐに移動しないと満員かもしれません。
ランチを済ませたらすぐ近くが上賀茂神社です。
世界遺産もご覧になって参拝するのもよろしいかと思います。
葵祭が行われることでも有名です。
歩き疲れたあとは、一服しましょう。元に戻るのですが
地下鉄北大路駅近くにあるワイズアンドハズバンドという
自家焙コーヒーのお店がおすすめです。
お店の前には椅子が掛けてあるので、すぐわかると思います。
アンティーク家具に囲まれた中で頂くコーヒーは絶品です。
京都は街中であっても、時間の流れがゆったりとしており
一人で過ごすのにもぴったりの空間がたくさんある街です。
観光だけど、力が入りすぎていない気持ちでぶらりと散策を
してみるといつもと違った京都が見えてくるかもしれません。