京都の春の風物詩、葵祭です。
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葵祭の詳細
京都三大祭のなかで最も歴史の古いお祭りである葵祭は賀茂御祖神社と賀茂別雷神社の例祭で、毎年5月15日に行われます。その起源は、約1400年前に遡るともいわれています。
王朝風俗を再現した全国的にも珍しいお祭りで、平安貴族の服装を再現し、約500名の行列で京都市内を巡行します。葵祭は平安時代には、国家的行事とされおり、最も重要な恒例祭祀とされ、平安時代から大切に受け継がれてきた京都を代表する優雅で優美な趣のある伝統行事です。
その歴史は古く、西暦500年頃、当時の天皇が長い雨風を憂い、五穀豊穣を祈願して執り行われたのが始まりといわれています。しかし、そのような葵祭も応仁の乱により中断され、戦国時代を経て、葵祭が再び復活されたのは江戸時代に入ってからでした。
その後の何度かの中断の時期を経て現在に至っています。葵祭は旧暦四月の中酉の日に開催されていました。それを新暦に当てはめたのが5月15日です。そのため、葵祭は毎年5月15日に行われているのです。
葵祭の巡行予定
京都御所で開催され、10:30から行列が出発しますが、雨天の場合翌日に順延となります。
葵祭の行列は路頭の儀とよばれ、男性が中心の本列と、斎王が中心の女性の列から構成され、路頭の儀の行列は毎年同じコースを辿ります。葵祭は京都御所の建礼門を10:30に出発します。平安貴族の装束の大行列が約5時間をかけて、約8kmの道のりを歩きます。行列は勅使、検非違使、葵祭のヒロイン斎王代など総勢500余名、この他にも馬が36頭、牛が4頭、牛車2台、齋王代が乗る輿1台などからなります。
京都御所を10:30に出発後、下賀茂神社へ向かい、11:40に到着予定とされています。下賀茂神社で祭事を行った後は14:20に出発し、上賀茂神社へ15:30に到着予定となります。
京都御所へのアクセスは京都駅から地下鉄烏丸線へ乗車後、丸太町駅下車後1番出口から出ると便利です。京都駅からの所要時間は約10分です。
まとめ
葵祭当日は京都市内では交通規制が行われ、丸太町から北の方向は駐車場が利用できない状況となります。混雑や渋滞をできるだけ避けるためにも、お車はおすすめできません。どうしてもという場合には、京都駅周辺にある、駐車場にパーキングして電車の利用をおすすめします。
京都御所と下鴨神社での観覧は、メインスポットに設けられた全席指定の有料観覧席が利用でき、前売り券も購入できるようになっています。