京都には各寺院 多くの年中行事があります。
特に年始ともなれば、初詣や初〇〇と言った行事が目白押しです。
京都の初詣でちょっと穴場な行事として、六波羅蜜寺の
病気退散を祈願し皇服茶をいただく行事があります。
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初詣で皇服茶とは
ちょっと珍しい行事として六波羅蜜寺の大福茶とも呼ばれている伝統行事
皇服茶(おうぷくちゃ)の行事があります。
六波羅蜜寺は、951年に空也上人によって開かれた寺院で
西国第十七番札所としても、多くの巡礼者が訪れる由緒ある寺院です。
この六波羅蜜寺で振る舞われる大福茶とは、
元旦の朝に初めて汲む水である若水で沸かした煎茶の中に、
結び昆布と小粒の梅干を入れたもので、現在の昆布茶の元祖と言えるものです。
これは、平安時代に京都に疫病が流行した時、病気退散を祈願し
空也上人が薬茶をふるまったことに始まり、村上天皇も飲まれた事から、
皇服茶と言われ、これが大服茶に転じ、さらに福を招くと言う意味を込めて
大福茶と呼ばれるようになったものです。
それにちなんで、空也上人が開祖の六波羅蜜寺で、
1月1~3日にこの大福茶が振る舞われる行事として続いています。
料金は300円 また、先着3000名にお守りの稲穂が無料で授与されます。
まとめ
京都に初詣に出かけられた時に立ち寄られ
元祖の昆布茶を頂くのも良いものでしょう。
この六波羅蜜寺は、東山通の一本西の通りと四条と五条の間にある
松原通りの交差点付近にあり、京阪電車の祇園四条駅か清水五条駅から
徒歩でのアクセスが便利です。