京都の年始を迎える方広寺の除夜の鐘、国内で最も重い梵鐘です。
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方広寺の梵鐘
日本国内で最も重い梵鐘(ぼんしょう)を持つのが、京都市東山区の方広寺です。
実に82トンという重さですから、アフリカゾウ10頭分にもなります。
奈良の東大寺や京都の知恩院と並ぶ日本3大楼鐘の1つに数えられています。
もともとこの寺は豊臣秀吉が1586年に創建しましたが、
完成後まもなく慶長の大地震で倒壊しました。
息子の豊臣秀頼が再建したところ、
鐘に刻まれた「国家安康、君臣豊楽」の文字が徳川家康を
呪詛(じゅそ)したものだとして徳川幕府の怒りを買い、
大坂の陣につながったことで知られています。
除夜の鐘は大晦日の午後11時50分ごろから突き始めますが、
鐘突き料や事前の申し込みは不要。
先着順に整理券が発行され、108回突き終わるまで何人かのグループに分かれて
鐘を突くことになります。
まとめ
鐘で有名な寺なのですが、近くの知恩院などと比べると人が少なく
意外な穴場となっています。
それでも午後10時ごろには整理券待ちの行列に並んでおいた方が良いでしょう。
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