京都で除夜の鐘をついてみたいとお考えの方、
豊臣家滅亡のきっかけとなったという
俗説を持つ方広寺「国家安康」の鐘をつかれてみてはいかがでしょうか。
大晦日の日、23時50分より先着順で108回分突くことができます。
鐘つき料は無料です。人数が多い時はグループで打つことになります。
こちらの鐘は東大寺と知恩院の鐘と共に、日本三楼鐘の一つで
見る者を圧倒する重量感と存在感があります。
そういったことで グループで打つくらいが、ちょうど良いのだという声もあります。
ちなみに、例の俗説、あたかもタヌキ親父のごとく描かれる 徳川家康が豊臣秀吉を滅ぼすために、難癖をつけたかのように語られていますが
実際は、この件について、中立の立場をとっている五山の僧も家康の名前を
二つに割るのは祝意が込められていたとしても、軽挙だと述べています。
だから、確かに家康の追及は執拗だったけれど、豊臣家にも非があったようです。
何はともあれ、歴史上の説のひとつですので真実は分かりかねます。
しかし この鐘は歴史を動かしたようです。
そのような鐘で煩悩を払うのも良いのではないでしょうか。
【アクセス】京阪本線 七条駅下車徒歩7分
【年末年始】
2015年12月29日(火)~12月31日(木)は
無料で入山可能ですが、拝観は休止します。
2015年1月1日(金)~1月5日(火)は
入山無料、拝観料のみ400円です。
2015年1月6日(水)より入山・拝観料400円となります。