京都 師走の風物詩 厄除け大根だき

京都の師走の風物詩となっている「大根だき」は、伝統行事として
毎年 多くの参拝者で賑わいます。

底冷えする京都の冬に 熱い大根を食すれば 身も心も温まり
厄除けや厄落としを兼ね、古くから各寺々では、師走に「大根だき」がふるまわれます。

だいこん2

だいこん      京都 三宝寺2


【三宝寺】

2015年12月5日(土)~12月6日(日) 10時~15時

御会式(おえしき)は日蓮大聖人を偲び 1年の罪や汚れを落とす「厄落としの祈祷」が
行われる法要です。

中風封じを祈祷した大根に 京豆腐の有名店のアゲが一緒にそえられています。

(料金) 大根だき・・700円  ゆずご飯・・800円
(問い合わせ)  075-462-6540
(アクセス) 嵐電(京福電車)「宇多野駅」下車、徒歩約15分
市バス・JRバス「三宝寺」下車、徒歩約5分
※「大根焚き」当日は、「福王子」交差点から無料送迎バスの運行あり
※駐車場は20台程度ありますが この日は大変混み合います。


【妙満寺】

2015年12月6日(日) 11時より

古くから心身の毒を取り除き 中風にも効果があると言われています。
今年1年の無事を感謝すると共に、この冬の無病息災を願い
「釈尊成道会」に合わせて師走恒例の大根だきがふるまわれます。

(料金) 拝観料・・400円  大根だき・・500円
(問い合わせ) 075-791-7171
(アクセス) 地下鉄「国際会館駅」より京都バス40・50「幡枝」


【千本釈迦堂】

2015年12月7日(月)~12月8日(火) 10時~16時

鎌倉時代に茲禅上人が、大根の切り口に『梵字(ぼんじ)』を書いて
魔除けとしたのがはじまりです。現在も梵字を書いた大根を加持祈祷した後に
切り分けて焚いています。昔から諸病除けに良いと言われている
大根だきです。

(料金) 大根だき・・1,000円 本堂・霊宝殿500円
(問い合わせ) 075-461-5973
(アクセス) 市バス50「上七軒」


【了徳寺】

2015年12月9日(水)~12月10日(木) 法要11時より(大根だきは9時~6時)

了徳寺は別名『大根焚寺(だいこだきでら)』とも呼ばれています。
このように呼ばれるようになったのは、昔、親鸞聖人(しんらんしょうにん)が
愛宕山にある月輪寺に、師である法然上人の遺跡を訪ねた帰りに
了徳寺を訪れて 村人たちにありがたい教えを説きました。
その教えに感動した村人たちが、お礼に大根だきをふるまい
親鸞聖人はその美味しさに感動したというのが始まりです。

(料金) 大根だき・・1000円  その他、ご飯やお浸し付きなどは別途料金
(問い合わせ) 075-463-0714
(アクセス) 市バス26「鳴海本町」


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